河積阻害等の構造寸法上の制約、
橋脚基礎への負担増加問題に対応
河積阻害等の構造寸法上の制約、橋脚基礎への負担増加問題に対応
乾式吹付工法は、ヨーロッパで開発され、30年近い実績を有するプレミクスポリマーセメントモルタルを、200km/hの高速で吹付ける工法です。高密度のため、湿式吹付工法や左官工法では実現できなかった接着性、高い耐久性、延命化を実現しています。公共工事ですと、季節RC構造物橋脚等の耐震補強工事などに適用でき、河積阻害等の構造寸法上の制約を減らし、橋脚基礎への負担増加といった問題に対応します。
乾式吹付工法のメリット
01
工期の短縮
機械化により、長距離・高所への材料運搬ができ、一日当たりの施行量を多くできます。
プレミックスモルタルの使用で、一層50mm厚の吹付けができます。
鋼板取付け、現場溶接、型枠、注入工等が必要なくなります。
02
コストの削減
機械化により省人化、省力化が可能になります。
大型重機相当分のコストが削減でき、工期短縮に伴い仮設費等が必要なくなります。
03
優れた施工性
交通振動下での吹付けが可能です。
乾式プレミックスモルタルを使用し、現場でのミキシング作業が不要になります。
圧送ホースの閉塞トラブルが無く、清掃が容易になります。また、長時間の作業中断も可能です。
水平方向200m、垂直方向150mまでの広範囲が容易に施行できます。
工法比較検討法
乾式吹付工法
■内容
ポリマーセメントモルタルを、空気圧力でノズルまで圧送し、先端ノズルで水を加えて高速で吹付ける。
■特徴
・高密度断面の形成により中性化や塩害に対して耐久性が高い
・交通車両等の振動下での吹付けが可能
・鉄筋裏側等の狭隘部への充填性に優れている
・プライマー塗布は不要
平均施行単価
(t1cm/平方m)
9,800円
平均施行単価(t1cm/平方m)
9,800円
湿式吹付工法
■内容
セメント・骨材・ポリマー・繊維等がプレミックスされた材料に加水し練り上げたモルタルを、圧送ポンプでノズルまで送り、空気圧力で吹付ける。
■特徴
・粉塵・リバウンド量が少ない
・一般汎用機械での施行が可能
・プレミックス商品により配合管理が容易
・管内閉塞が発生しやすい
・プライマー塗布が必要
平均施行単価
(t1cm/平方m)
11,360円
平均施行単価(t1cm/平方m)
11,360円
左官工法
■内容
ポリマーセメントや樹脂モルタルを左官工(コテ押え)により断面修復を行う。従来から実施されている標準的な断面修復工法である。
■特徴
・絞固めは人力による入念なコテ押えが要求され、充填に時間がかかる
・鉄筋背面等の狭隘部への充填が困難であり、空隙が発生しやすい
・プライマー塗布が必要
平均施行単価
(t1cm/平方m)
11,600円
平均施行単価(t1cm/平方m)
11,600円
SPR工法に関するお問い合わせ
前川建設株式会社 営業部 TEL:079-421-3281|FAX:079-421-3319
前川建設株式会社 営業部
TEL:079-421-3281|FAX:079-421-3319